
電気自動車にするとガソリン代は減るけど、そのぶん電気代が上がるなら意味ないんじゃない?
こんにちはハッチです。
電気自動車やPHEVを検討していると、こんな疑問を持つ方も多いと思います。
我が家は、太陽光発電(7.14kW)・PHEV・まちエネ(EVee)の毎晩快適充電プランの3つを組み合わせて生活しています。
晴れた日は太陽光発電で、太陽光で充電できない雨の日や休日は、まちエネの深夜の時間帯にPHEVを充電しています。
そこでこの記事では、我が家の実際のデータをもとに、
- PHEVを導入して、電気代はどれくらい上がったのか
- まちエネの深夜無料プランを組み合わせて、ガソリン代と電気代はどう変わったのか
この2つを、包み隠さず公開していきます。



先に結論を言うと、電気代は少し上がりました。でも、それ以上にガソリン代が減っています。ただ、深夜無料プランについては予想外の結果になりました。
我が家の太陽光発電・PHEV・電力プラン
最初に、我が家の条件を紹介します。
| 太陽光発電 | 長州産業 Bシリーズ 7.14kW (2022年10月設置・売電単価17円) |
|---|---|
| 車 | 三菱アウトランダーPHEV(GG3W・中古) (2025年1月納車) 購入価格:310万円 |
| 住まい | 一戸建て 平屋 オール電化 |
| 蓄電池・V2H | なし |
| 電力プラン | 〜2026年8月:中国電力 従量電灯A 2026年9月〜:まちエネ 毎晩快適充電プラン |


PHEVは、晴れた日の日中に太陽光発電の電気で充電しています。
満充電でEV走行できるのは47.5km程度です(我が家の実測)
車の詳しいスペックや、自宅での充電方法はこちらで紹介しています↓


検証①:PHEVを導入して電気代はどれくらい上がった?


まずは「PHEVを導入して電気代が上がったのか」です。
PHEVが来たのは2025年1月なので、2024年(PHEVなし)と2025年(PHEVあり)の1年間を比べてみました。
| 2024年 (PHEVなし) | 2025年 (PHEVあり) | 差 | |
|---|---|---|---|
| 電気使用量 | 6,737kWh | 7,858kWh | +1,121kWh |
| 太陽光でまかなった量 | 2,923kWh | 3,832kWh | +909kWh |
| 電力会社から買った量 | 3,814kWh | 4,026kWh | +212kWh |
| 電気代(年間) | 108,980円 | 120,259円 | +11,279円 |
| 電気代(月平均) | 9,082円 | 10,022円 | +940円 |
PHEVの充電で、電気の使用量は1年で1,121kWh増えました。
ところが、電力会社から買った電気は212kWhしか増えていません。
増えた電気のうち、約8割(909kWh)は太陽光発電でまかなえていたんです。
その結果、電気代の増加は月平均で940円ほどでした。



電気の使用量はかなり増えたのに、電気代はそこまで上がっていないんですね。



昼間に太陽光で充電しているので、電気を買わずに済んでいるんです。
PHEVの電気代は実質いくら?ガソリンと比べてみた
ただし、太陽光の電気で充電すると、そのぶん売電収入が減ります。
なので、売電できなかった分もコストとして計算してみます。
| 項目 | 金額(年間) |
|---|---|
| 電気代の増加 | 11,279円 |
| 売電できなかった分 (909kWh × 17円) | 15,453円 |
| PHEVで増えた電気のコスト | 約26,700円 |
一方で、増えた1,121kWhで走れる距離は、電費3.5km/kWhで計算すると約3,900kmです。
同じ距離をガソリンで走ると、燃費16km/L・160円/Lで計算して約39,200円かかります。
| 年間コスト | |
|---|---|
| 電気で走った場合 | 約26,700円 |
| ガソリンで走った場合 | 約39,200円 |
| 差額 | 約12,500円お得 |
売電できなかった分まで含めても、ガソリンで走るより年間12,500円ほど安い計算です。
- 増えた使用量1,121kWhは、すべてPHEVの充電分と仮定しています
- 2024年と2025年では電気の単価や国の補助が違うため、電気代の差には単価の影響も含まれています
- 2024年7月に電力会社を変更しています
- 電費・燃費・ガソリン価格は我が家の実測値と試算時の前提です
2025年は電気の単価も上がっていたので、PHEVだけの影響で見れば、実際の差はもう少し大きいと考えています。
検証②:まちエネの深夜無料プランを組み合わせるとどうなった?


検証①のとおり、太陽光で充電できればコストはかなり抑えられます。
ただ、我が家には次の悩みがありました。
- 雨の日は発電量が少なくて充電できない
- 休日は日中に出かけているので充電できない
こういう日はガソリンで走るしかなかったんです。
そこで2026年9月から、深夜1〜5時の電気代が無料になる、まちエネの「毎晩快適充電プラン」に変更しました。
太陽光で充電できない日は、深夜の無料の時間帯に充電するようにしました。
プランの仕組みや選んだ理由はこちらで詳しく解説しています↓


結果①:給油の間隔が12日→36日に
プラン変更前後のガソリン代です。
| 期間 | 給油の間隔 | ガソリン代 |
|---|---|---|
| 変更前 (2025年9月〜2026年7月) | 平均12日 | 月平均 約13,200円 |
| 変更後 (2026年9月〜) | 36日 | 6,333円 |
我が家は車で出かけることも多いので、変更前の約1年間は、平均12日で給油していました。
一番長く空いたときでも24日です。
それが変更後は、8月16日の次の給油が9月21日。36日間、給油せずに済みました。
9月のガソリン代は6,333円で、変更前の月平均の半分以下です。



給油の回数が減ったのは、乗っていて一番実感しているところです。
ただし、このあと説明するとおり、ガソリン代が減ったのは深夜充電だけの効果ではありません。
1タンクで1,219km。電気で走ったのは約半分
8月16日に満タンにしてから、9月21日に給油するまでの走行距離がこちらです。


9月21日の給油量は39.58Lでした。


39.58Lのガソリンで1,219km走ったので、実質の燃費は約30.8km/Lです。
ガソリンだけで走った場合の燃費を16km/Lとすると、ガソリンで走ったのは約633km。
残りの約586kmは電気で走った計算になります。
さらに、このあと説明する30分ごとの電気のデータから、深夜に充電した電気で走ったのは約140kmとわかっています。
なので、走行距離の内訳はこうなります。
| 走行の内訳 (8/16〜9/21) | 距離 | 割合 |
|---|---|---|
| ガソリン (39.58L × 16km/L) | 約633km | 約52% |
| 太陽光で充電した電気 | 約446km | 約37% |
| 深夜に充電した電気 (約40kWh × 3.5km/kWh) | 約140km | 約11% |
| 合計 | 1,219km |
電気で走った距離のうち、約4分の3は太陽光で充電した電気でした。



太陽光での充電がメインで、太陽光で充電できない日を深夜の充電が補っていたんですね。



そうなんです。晴れた日は太陽光で充電して、雨の日や休日は深夜に充電。9月は約140km分を深夜の電気で走れています。実は9月は発電量がシミュレーション値を下回った月でしたが、それでも電気で走った分の多くを太陽光でまかなえました。
※ガソリン走行の燃費(16km/L)・電費(3.5km/kWh)は我が家の前提値です。
燃費を15〜17km/Lで計算しても、電気で走った割合は45〜51%で、そのうち約4分の3が太陽光という結果は変わりません。
結果②:深夜の電気の使い方を30分データで調べてみた
深夜の無料枠をどれくらい充電に使えたのか、スマートメーターの30分ごとのデータで確認してみました。
| 項目 | 9月分(8/18〜9/15) |
|---|---|
| 深夜1〜5時に使った電気 | 145.3kWh |
| 無料枠の上限 (買った電気461kWh × 20%) | 92.1kWh |
| 上限を超えた分 | 53.2kWh |
深夜1〜5時に使った電気は145kWhで、無料枠の上限(92kWh)を大きく超えていました。
では、深夜に何で電気を使っていたのか。内訳はこうなっていました。
| 深夜1〜5時の使い道 | 使った量 |
|---|---|
| 家の電気(夜のエアコンなど) 充電しない夜は1晩あたり約3〜4kWh | 約105kWh |
| PHEVの充電(7回) | 約40kWh |
| 合計 | 約145kWh |
充電しなかった夜でも、深夜1〜5時に1晩あたり3〜4kWhほどの電気を使っていました。
夏は夜もエアコンをつけているので、その電気が大きいと思います。
無料枠の92kWhは、PHEVの充電に使う前に、家の電気だけで埋まっていたんです。
ちなみに深夜の充電は、1回あたり2〜9kWhほどでした。
どの夜も途中で充電が終わっているので、バッテリーが空の状態からではなく、残りがある状態からの継ぎ足し充電だったことになります。



正直、これは予想外でした。無料枠を充電に使うつもりが、夜のエアコンで使い切っていました。
深夜に充電した電気はいくらだった?
無料枠の上限を超えていても、深夜の充電がまるごと有料になるわけではありません。
無料枠の上限は「買った電気の20%」です。
充電すれば買う電気が増えるので、そのぶん上限も増えます。
つまり上限を超えている月は、充電した電気の20%が無料、残り80%が有料という計算になります。
| 充電の方法 | 1kWhあたり | 60km分 (17.1kWh) |
|---|---|---|
| 従量電灯Aで電気を買って充電 | 約37.3円 | 約640円 |
| 毎晩快適充電プラン (無料枠の上限を超えている月) | 約30.7円 | 約525円 |
| 毎晩快適充電プラン (無料枠に収まった場合) | 4.18円 | 約72円 |
| ガソリン | ー | 600円 |
※約30.7円=0.8 ×(3段目単価41.55円-燃料費調整額8.46円)+再エネ賦課金4.18円
9月の深夜充電は、ガソリンより60kmあたり75円ほど安い程度でした。
また、9月に深夜充電した約40kWhで走れたのは約140kmで、ガソリンにすると約8.8L・約1,400円分です。
一方、太陽光で充電した電気では約446km、ガソリンにすると約28L・約4,500円分を走っています。
ガソリン代が減ったのは、太陽光での充電がメインで、太陽光で充電できない日を深夜の充電が補っていたからだと考えています。
(ガソリン換算は燃費16km/L・160円/Lで計算)
それでもプランとしては月2,000円ほどお得だった
では、プランを変えたのは失敗だったのかというと、そうではありません。


同じ9月の使い方を、従量電灯Aで続けていた場合と比べるとこうなります。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 無料枠92kWhで払わずに済んだ電力量料金 (92kWh × 41.55円) | +約3,820円 |
| 無料枠に燃料費調整の割引がつかない分 (92kWh × 8.46円) | −約780円 |
| 基本料金の差額 | −1,040円 |
| 従量電灯Aと比べた差 | 約2,000円お得 |
基本料金が上がった分を差し引いても、電気代は月2,000円ほど安くなった計算です。
ただし、得をした理由は「充電がタダになったから」ではなく、「夜のエアコンなど、家の電気がタダになったから」です。



夜に家で電気を使う量が多いほど、得になりやすいプランなんですね。



そうなんです。逆に、夜にたくさん電気を使う家庭だと、充電に使える無料枠は少なくなります。
10月以降の検証ポイント
9月中旬になると、夜の電気の使用量は1晩2.5kWh前後まで下がってきました。
エアコンを使わない秋は、無料枠が充電に回る可能性があります。
- まだ1か月分のデータなので、たまたまの可能性もあります
- 夏は夜のエアコンで無料枠が埋まりやすいので、季節によって結果は変わります
- ガソリン代は、ガソリン価格の変動や月ごとの走行距離にも左右されます
- 10月以降も30分データで、深夜の充電にどれだけ無料枠を使えたかを確認していきます
結論:充電のメインは太陽光、深夜無料枠は補助
検証①・②の結果をまとめると、我が家の充電はあくまで太陽光がメインです。
8/16〜9/21の1タンク分の走行でも、電気で走った約586kmのうち、太陽光が約446km、深夜充電は約140kmでした。
1年で見ても、2025年はPHEVで増えた電気のうち太陽光でまかなった分が年909kWh(月約76kWh)ありました。
それに対して、9月に深夜に充電したのは約40kWhで、そのうち無料になったのは一部だけです。
まちエネの深夜無料枠は、太陽光で充電できない日の補助くらいに考えるのがちょうどいいと感じています。
プランとしての得(月約2,000円)も、充電より夜の家の電気から生まれていました。



太陽光で充電できる日はしっかり太陽光で。深夜の無料枠は、雨の日や休日の保険という使い方です。
今後もデータを集めて、毎月この記事を更新していきます。
まとめ:電気代は少し上がるが、それ以上にガソリン代が減る


「電気自動車でガソリン代が減っても、電気代が上がるなら意味ないのでは?」
という疑問について、我が家のデータで検証しました。
- PHEV導入で電気使用量は年1,121kWh増えたが、約8割は太陽光でまかなえた
- 電気代の増加は月平均940円ほど
- 売電できなかった分を含めても、ガソリンより年間約12,500円安い
- 深夜無料プランに変えた9月は、給油の間隔が12日→36日に
- ただし夏は夜のエアコンで無料枠が埋まり、深夜充電は約2割引き程度だった
- 1タンク(39.58L)で1,219km走行。電気で走った分の約4分の3は太陽光
- 充電のメインは太陽光。深夜無料枠は補助程度と考えるのがちょうどいい
- それでもプランとしては、従量電灯Aより月約2,000円お得(9月)
電気自動車で電気代が上がるかどうかは、「どうやって充電するか」で大きく変わります。
電気を全部買って充電すると、ガソリンとあまり変わらないこともあります。
でも、太陽光発電があれば、増えた電気の多くを自宅でまかなえます。
深夜の電気が安いプランを組み合わせる場合は、夜に家で使う電気の量で効果が大きく変わります。
我が家のように夏の夜もエアコンを使う家庭では、無料枠が充電に回らないこともあります。



電気自動車の充電は太陽光がメインで、深夜が安い電力プランは補助。この組み合わせで考えるのがおすすめです。電力プランは、夜の電気の使い方まで含めて選ぶのが大事だと感じました。
ただし、太陽光発電は適正な価格で設置できることが前提です。
設置費用が高すぎると、ガソリン代が減っても元を取るまでに時間がかかってしまいます。
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今後も引き続きデータ収集を行なって記事に書いていきます。
当ブログではこの他にも家庭用太陽光発電に関する情報を発信しています。
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