設置したからこそ分かる!太陽光発電の5つのメリット、デメリットを解説。

太陽光発電ってどんなメリットやデメリットがあるんだろう?

太陽光発電を検討する上でメリットやデメリットが気になるという方も多いかと思います。

特にデメリットについては知らずに設置すると後悔に繋がります。

そこでこの記事では、実際の設置者である我が家が、太陽光発電のメリット、デメリットについて解説します。

太陽光発電を検討している方はぜひ参考にしてみて下さい。

この記事を書いた人
  • 30代会社員、妻(専業主婦)と子ども(4歳)の3人家族
  • 太陽光発電アドバイザー
  • 家は一戸建でオール電化
  • 2022年10月にリフォームローンを組んで太陽光発電を設置
  • 見積サイトを使ったことで相場よりも75万円安く設置
  • 保証期間内(15年間)で得られる経済的メリットは約150万円の見込み

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目次

家庭用太陽光発電5つのメリット

最初に家庭用太陽光発電の5つのメリットから紹介していきます。

メリット①:売電収入が得られる

太陽光発電で作った電気は、自宅で使いきれなかった分を電力会社に売ることができ、売電収入として受け取ることができます。

売電収入は現金で受け取ることができ、毎月指定した口座に入金されます。

我が家が住んでいる中国電力エリアの場合、通知書が郵送されるので、そこで売電金額を確認することができます。

我が家の売電通知書
我が家の売電通知書

では、どれくらい売電収入がもらえるのか?

これは、売電単価と売電量によるので、各家庭によって変わってきます。

2025年度のFIT制度の売電単価は以下のようになっています。

2025年度の売電単価
最初の4年間24円
残りの6年間8.3円

売電量は発電量や、自宅で消費する割合によって変わってきます。

我が家の場合は平均すると月に8000~9000円ほどの売電収入が得られています。

メリット②:電気代が安くなる

晴れた日中は、太陽光発電が自宅の電力をまかなってくれるため、電力会社から買う電気が少なくなり、その分電気代を節約できます。

どれくらい安くなるかは、その月の買電単価や自家消費量などによって変わってきます。

以下の表は、我が家の太陽光発電設置前と設置後の電気代を比較したものです。

8月の電気代比較

年月2023年8月
(太陽光あり)
2022年8月
(太陽光なし)
買電量254kwh362kwh
電気代7,212円12,768円

9月の電気代比較

年月2023年9月
(太陽光あり)
2022年9月
(太陽光なし)
買電量293kwh439kwh
電気代8,112円16,663円

太陽光発電設置前と比べて、電力会社から電気を購入する量が減り、電気代が安くなっていることが分かると思います。

太陽光発電のおかげで40~50%ほど、電気代を安くすることができています。

メリット③:日中は気にせず電気を使える

先ほどの電気代が安くなると似ていますが、心理面でのメリットです。

現在、電気代が高騰しており、電気代が気になって電気を使うのをためらうという方も多いかと思います。

しかし太陽光発電があれば、晴れた日中は太陽光発電がまかなってくれるので、電気代を気にせず電気を使うことができます。

太陽光発電でまかなっている状態

我が家でも太陽光発電を設置してからは、“昼間は電気を気にせず使えるという安心感”があり、心理的なメリットを実感しています。

我慢することなく電気が使えるので快適ですね。

メリット④:停電時に電気を使える

もし、停電した時に電気が全く使えないとなると困りますよね。

しかし、太陽光発電があれば、発電している間は電気を使うことができます。

下の画像は停電時に太陽光発電の電気が使える専用のコンセントです。

停電時に使える非常用コンセント

使える範囲は限定的で、1500w(100v)までの家電となっています。

停電対策としては不十分かもしれませんが、それでも“全く使えないのとでは全然違います。”

停電しても晴れた日中は電気が使えるので安心です。

メリット⑤:環境に優しい

現在、環境問題として地球温暖化が懸念されており、CO2削減が急務となっています。

太陽光発電は火力発電と違って、発電するのに多くのCO2を発生させないため、CO2削減を削減することができます。

発電モニター:環境貢献度

しかし、太陽光発電は逆に環境に悪いのではないかという声も上がっています。

これは、“森林などを伐採して設置しているメガソーラーが原因”です。

私自身も、メガソーラーはいろんな問題を抱えていることから、設置には反対の立場です。

しかし、家庭用太陽光発電の場合、屋根など空きスペースに設置するだけなので環境破壊にも繋がりません。

太陽光発電も製造、設置、廃棄時にはCO2を発生させてしまいますが、これも“2〜3年で元が取れる”と言われています。

個人でできる環境対策としてはとても優秀です。

家庭用太陽光発電5つのデメリット

続いて家庭用太陽光発電の5つのデメリットです。

デメリット①:耐震性が下がる

日本は地震大国であり、南海トラフ地震も危惧されています。

地震被害を最小限にするためにも、家の耐震性を高めておくことは必須です。

しかし、太陽光発電を設置した場合、耐震性に多少影響が出ます。

メーカーや商品によって違いはありますが、太陽光パネルは1枚あたり20kg前後の重さがあります。

画像引用:長州産業カタログ

これが数十枚設置されれば、その分の重さが加わるので、地震で受ける影響も大きくなります。

“どれだけ太陽光発電にメリットがあっても、家が倒壊してしまっては意味がありません。”

過剰に心配する必要もありませんが、もし耐震性が低い場合は、

太陽光発電よりもまずは、耐震強化に費用を使うことをおすすめします。

南海トラフも危惧されているので、優先すべきは耐震性の強化です。

デメリット②:反射光によるトラブル

過去に太陽光発電の反射光によって近隣トラブルになったという事例があります。

太陽光発電での反射光が懸念されるのは、

  • 北面への設置
  • 近隣の住宅が自分の家より高い位置にある場合

このような場合です。

“北面に設置した場合、反射光は地上へ向かってしまいます。”

画像引用;JPEA太陽光発電協会

北面への設置は、反射光だけでなく“発電量も南面と比較して50%ほどしかない”ので、基本的にはおすすめしません。

一方、他の方角であれば反射光は上空に向かうため心配の必要はほとんどありません。

画像引用;JPEA太陽光発電協会

ただし、隣の家が自分の家より高い位置にある場合などは注意が必要です。

もし、反射光が懸念される場合は、事前に業者に確認しておきましょう。

心配な場合は、反射光を抑える防眩タイプの太陽光パネルもあるので、そちらを選択されてもいいかと思います。

デメリット③:施工不良による雨漏りリスク

太陽光発電の施工トラブルで最も注意が必要なのが“屋根からの雨漏れ”です。

太陽光発電を設置したことによって、家がだめになっては元も子もありません。

とはいえ、過度に心配する必要もありません。

現在は設置技術も確立されており、きちんと正しく施工すれば雨漏りの心配はほとんどありません。

しかし中には悪質な業社もあり、ずさんな施工によって雨漏りが起こっしまう可能性もあります。

施工不良を防ぐためには業者選びが重要です。

また、施工保証のある太陽光メーカーや業者もあるので、万一に備えて保証もつけておきましょう。

メーカーの認定を受けており、施工実績豊富な業者に設置してもらいましょう。

デメリット④:外観が損なわれる

屋根に太陽光パネルが乗ったり、パワコン、配線などが見えるなど、少なからず外観に影響が出ます。

家を建てる時に設置すれば、配線や配管は隠すことができますが、後付けした場合は基本的にできません。

経済性や停電対策よりも外観重視という人には不向きかもしれません。

デメリット⑤:場合によっては損してしまう

家庭用太陽光発電は設置したからといって全ての人が得するとは限りません。

場合によっては損することだってあります。

太陽光発電で損しないためには、収入が支出を上回る必要があります。

  • 収入(売電収入と電気代削減効果)
  • 支出(設置費用、点検・メンテナンス費用、廃棄費用)

太陽光発電で損しないためには、設置前にしっかりと計画しておくことが重要です。

業者の言うままに設置すると損してしまうこともあるので、自身でしっかりと計画を立てましょう。

まとめ:家庭用太陽光発電はメリット・デメリットを知った上で検討しましょう

今回は家庭用太陽光発電のメリット・デメリットについて解説しました。

メリットデメリット
売電収入が得られる
電気代が安くなる
日中は気にせず電気が使える
停電時に電気が使える
環境に優しい
耐震性が下がる
反射光によるトラブル
施工不良による雨漏りリスク
外観が損なわれる
場合によっては損してしまう

家庭用太陽光発電で後悔しないためには、メリット・デメリットを知った上で検討することが大事です。

家庭用太陽光発電に関して、

  • 疑問に思うこと
  • 不安に思うこと

などあれば、お気軽にご相談ください。

当ブログでは、この他にも太陽光発電に関する役立つ情報を発信しているので良かったら参考にしてみて下さい。

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